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感染性結膜炎

流行性角結膜炎(はやり目)

流行性角結膜炎
 感染力が強く「はやり目」と呼ばれています。アデノウイルス(8型、19型、37型、54型など)の感染で起こります。5日~2週間の潜伏期間があり、家庭内で次々順番に発症していくこともあります。症状としては、結膜が充血し目やにや涙がたくさん出て、目の痛みを伴うことがあります。耳の前のリンパ節が腫れることもあります。症状の強い人では、結膜の表面に白い膜(偽膜)ができることがあります。通常、発症してから約1週間から2週間症状が続きますが、その後徐々に改善してきます。炎症が強い場合は黒目(角膜)の表面に小さな濁りが出現することがあり、かすみ感や。視力低下、まふしさを感じます。副腎皮質ステロイド薬の目薬で徐々に濁りが消えていきますが、数か月かかることもあります。
その他のウイルス性結膜炎
咽頭結膜熱
 アデノウイルス(3型、4型、7型など)によって起こる結膜炎で、白目の充血や目やにといった目の症状は流行性角結膜炎より軽度ですが、のどの痛みや39度前後の発熱などの症状があります。夏かぜとして流行ることもあり、プールでうつる事もあり、「プール熱」とも呼ばれます。
急性出血性結膜炎
 エンテロウイルス(70型)やコクサッキーウイルス(A24)などエンテロウイルスの仲間によって起こる結膜炎です。症状は急性で、充血、目やに、ゴロゴロ感などが出現し、白目に出血することがあります。潜伏期は1日前後で、ほとんどの場合、両目に結膜炎が発症しますが、症状は1週間以内に治癒することがほとんどです。1969年の夏、アポロ11号が月面着陸したころ、西アフリカのガーナで流行し始めたことより、我が国では大きな流行は、沖縄県を除き最近では起きていません。

治療

はやり目の原因であるアデノウイルスや、その他のウイルス性結膜炎に対して有効な薬剤はありません。

はやり目自体は3週間前後で自然に治りますが、別の細菌などの混合感染を予防するために、抗菌薬の点眼と角膜の濁り予防のためステロイド薬の点眼を行います。
なお、はやり目は、学校保健安全法により、感染力がなくなったと医師が判断するまでは学校へ出席できない疾患に指定されています。大人の場合も感染を広げないために出社は控えます

はやり目を他の人にうつさないためには。

  • 手で目をこすらない

  • 患者さんとそれ以外の人で、手や顔を拭くタオルを分ける

  • 患者さんもその家族も流水でよく手を洗う

  • 目を手やタオルで拭かず、ティッシュペーパーなどの使い捨てのものを使用する

  • お風呂は患者さんが最後に入る

  • ​外出を避け、学校、出社は控える

細菌性結膜炎

抗菌点眼薬による治療が基本となります。原因細菌によっては、薬の利き難い菌があり、その時は目ヤニを培養してどのような菌がいて、どの抗菌点眼薬が効くのかを調べて治療します。抗菌薬があえば、約1~2週間で完治します。