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​目の病気について

円グラフは成人の失明した人の、病気別の割合を示しています
緑内障で失明する人が全体の四分の一、2番目に糖尿病で失明する人が五分の一、黄斑変性症で失明する人が十分の一です。この、3つの病気を治せたら全体の55パーセントの人の失明を防ぐことが出来ます。
この3つの病気は、自覚症状が少ないうちに進行し、自覚症状が出た段階ではかなり進行しており、場合によっては手遅れの事があります。
​手遅れにならない様にする為には、眼科受診が大切です。40歳を過ぎたら年に一度は眼科受診しましょう。また、不運にも病気になったら、きちんとした治療を受けましょう。
​網膜色素変性症は、先天性の病気なので、今は治せません。

眼科の検査

視力検査、眼圧測定
​視力測定と眼圧測定は眼科の基本の検査です。この検査結果を参考にすることで、病気の有無を疑ったり、生活の不便さや安全な運転が出来るかなど色々なことを考えます。視力検査等拒否される方がいますが、簡単で病気の早期発見の方法です。
眼底検査

糖尿病や飛蚊症、白内障手術希望の方、目に病気がないか不安な方は、目の奥まで見る眼底検査が必要です。方法は瞳を開く検査用目薬をいれ、30分くらい待っていただくと、瞳が大きくなり(散瞳)目の奥の隅まで見ることが出来ます。これによって、白内障の程度、隠れ緑内障、動脈硬化、網膜の様々な疾患が分かる検査です。目に不安がある方や40歳以上の方は定期的な眼底検査をお勧めします。

ただし、眼底検査はとても良い検査ですが、欠点があります。それは検査後半日程度霞みますので、車バイクなどの運転が出来ません。検査希望の方は自分で運転せずに来院してください。検査には1時間程度必要です。午前中なら11時まで、午後は17時までに来院お願いします。 

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散瞳前と後の状態。瞳が開いて白内障の状態がよく分かります。

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正常眼底と網膜剥離

OCT検査

OCT検査(眼底三次元画像解析)はレーザー光線を利用して、特殊な断層写真を撮ることが出来ます。この写真を利用して、病気の診断や治療効果の判定など色々なことに利用できます。

視野検査

視野検査は、見える範囲を測る検査で、緑内障や網膜、視神経の病気の診断や進行状況を判断するために使われます。特に、緑内障には欠かせない検査でその程度や進行の程度を判定する大事な検査です。

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加齢性黄斑変性症の治療前後

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正常視野(左)と緑内障患者の視野(右)

その他眼科には色々な検査があります。その都度、必要な検査を行いますが、不必要な検査は行いません。

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