なぜ近視を
抑える必要があるのか
近視は「眼鏡をかければいい」というだけの問題ではありません。強度近視(-6D以上)になると、将来の網膜剥離、緑内障、近視性黄斑症などのリスクが上がることが分かっています。これらは失明につながる可能性のある病気です。
近視は「眼の奥行き(眼軸長)」が伸びていくことで進む病気で、体の成長期に進行しやすいことが分かっています。身長が伸びる時期と近視が進む時期は重なっており、身長の伸びが落ち着くにつれて、近視の進行もゆるやかになっていきます。
一度伸びてしまった眼軸長は元に戻りません。そのため、近視の進行が落ち着くまでの期間をどう過ごすかが重要になります。成長期に適切な治療を行うことで、最終的な近視の度数を抑えられる可能性があります。
日本の子どもの近視事情
文部科学省の調査では、小学生の約4人に1人、中学生の約6割、高校生の約7割が裸眼視力1.0未満という結果が報告されています。スマートフォンやタブレット、ゲームの普及により、この傾向は年々強まっています。
近視進行抑制治療は、近視が始まったばかりの早い段階ほど効果が期待できるとされています。すでに強度近視まで進行した後では、抑制できる余地は限られるため、気になる症状があれば早めにご相談ください。