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とりかい眼科 TORIKAI EYE CLINIC
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Multifocal Intraocular Lens

多焦点眼内レンズ Trifocal & EDOF · Selective Therapy

白内障手術の際に、複数の距離にピントが合うレンズを選ぶことができます。
眼鏡に頼る頻度を減らし、より自由な生活を手に入れるための選択肢——
それが多焦点眼内レンズです。

01多焦点レンズとは 023焦点 と EDOF 03選ぶ前の注意点 04費用について 05よくある質問

多焦点眼内レンズとは

通常の白内障手術で使われる「単焦点レンズ」は、一つの距離にしかピントが合いません。そのため、遠方に合わせた場合は手元の作業に、近方に合わせた場合は遠くを見るのに、それぞれ眼鏡が必要になります。

一方、多焦点眼内レンズは、複数の距離にピントが合うように設計されたレンズです。うまく使いこなせれば、日常生活の大半を眼鏡なしで過ごせる可能性があります。

費用の仕組み(選定療養)

多焦点眼内レンズを使った手術は、「選定療養」という枠組みで受けられます。これは、手術そのものは健康保険が使え、レンズ代だけ自費で払うという仕組みです。

NOTICE

2020年4月に制度が変わり、多焦点眼内レンズを使った白内障手術は「先進医療」ではなくなりました

これにより、生命保険・医療保険の「先進医療特約」でレンズ代が給付される対象ではなくなっています。以前は特約でレンズ代がカバーされるケースがありましたが、現在は対象外です。

多焦点レンズを検討される際は、レンズ代(自費分)は全額自己負担になる前提でお考えください。

Key Point

多焦点レンズは「眼鏡が完全に不要になる魔法のレンズ」ではありません。単焦点より見え方の質(コントラストや夜間のハロー・グレア)で劣る面もあります。ご自身の生活スタイルと、トレードオフを理解したうえで選ぶことが大切です。

3焦点 と EDOF、
二つのアプローチ

日本で厚生労働省に承認されている多焦点眼内レンズは、「3焦点レンズ」と「EDOFレンズ」の2種類に集約されています。各メーカーからさまざまな製品が販売されており、新しい製品も次々に登場していますが、いずれもこの2つのどちらかに属します。それぞれに得意・不得意があり、当院では患者さまのご希望や生活スタイルをお伺いしながら、最適なレンズを一緒に選んでいきます。

Type A

3焦点レンズ Trifocal IOL

遠方 Far
中間 Intermediate
近方 Near

遠方・中間(パソコンなど)・近方(読書など)の3つの距離にはっきりとピントが合うよう設計されたレンズです。日常生活の大半を眼鏡なしでカバーできる可能性が最も高い方式です。

Strengths
手元の細かな作業が眼鏡なしで可能。読書・スマホ操作の頻度が高い方に向きます。
Trade-offs
夜間にライトがにじんで見える「ハロー・グレア」が出やすい傾向があります。慣れるまで時間がかかる場合もあります。
Type B

EDOFレンズ Extended Depth of Focus

遠方 Far
中間 Intermediate
近方 Limited

遠方から中間距離までを「連続的に」見えるようにするレンズ。近方(手元)は弱めですが、ピントの切り替わりがなく、見え方の質(コントラスト)が単焦点に近いのが特徴です。

Strengths
夜間のハロー・グレアが少なく、見え方が自然。車の運転やアウトドアが多い方に向きます。
Trade-offs
手元の細かな文字は老眼鏡が必要になることがあります。完全に眼鏡から解放されたい方には物足りない場合も。

選ぶ前に
知っておいていただきたいこと

多焦点レンズと乱視について

多焦点眼内レンズは、仕組み上、わずかな乱視でも見え方の質に大きく影響します。このため、当院では角膜の乱視を精密に測定し、必要な方にはトーリック(乱視矯正)付きのレンズをご提案します。

術後の見え方をより良く保つために

多焦点眼内レンズはコントラスト感度の低下に敏感なため、術後のドライアイは見え方の質を大きく損なう要因になります。白内障手術は術後にドライアイが生じやすいため、当院ではIPL治療によるドライアイ対策も併せてご提案することがあります。

IPLドライアイ治療について

費用について

選定療養の仕組みにより、手術費用は健康保険が適用されます。自費となるのはレンズ代とそれに伴う追加費用のみです。以下は目安となる費用感です。

手術費用は選定療養として健康保険が適用され、レンズ代が自費負担となります。以下は当院の料金体系です。

項目
内容
費用(税込)
多焦点眼内レンズ(乱視なし)
両眼・レンズ代自費負担分
¥330,000
多焦点眼内レンズ(乱視あり)
両眼・トーリック機能付き
¥370,000
手術費用
K282-1「水晶体再建術」は12,100点。3割負担で片眼あたり約36,300円(別途、検査料・薬剤費等が加算)
保険適用
※ 上記のレンズ代は両眼分の費用です。手術費用(保険適用)と合わせてお支払いいただきます。高額療養費制度の適用により、保険適用分の負担額が軽減される場合があります。医療費控除の対象にもなりますので、領収書は大切に保管してください。

よくあるご質問

Q.多焦点レンズを入れれば、本当に眼鏡は不要になりますか?
A.「ほぼ不要」を目指すことはできますが、「完全に不要」を保証するものではありません。特に長時間の細かな作業や、暗所での読書などでは、補助的に眼鏡を使う方もいらっしゃいます。過度な期待はせず、「眼鏡への依存を減らす選択肢」と考えていただくのが適切です。
Q.ハロー・グレアとは何ですか?気になりますか?
A.夜間に街灯や車のヘッドライトが、にじんだり・輪がかかって見える現象です。多焦点レンズの原理上、避けにくい現象ですが、多くの方は数ヶ月で脳が慣れて気にならなくなります。ただし、夜間の長時間運転が多い方には、EDOFレンズや単焦点レンズの方が適していることもあります。
Q.多焦点レンズに向いていない方はいますか?
A.緑内障が進行している方、黄斑変性などの網膜疾患がある方、強い角膜乱視がある方などは、多焦点レンズの効果が十分に発揮されないことがあります。術前検査で適応を慎重に判断し、単焦点レンズをおすすめすることもあります。
Q.入れ替える(交換する)ことはできますか?
A.理論上は可能ですが、レンズ交換手術は通常の白内障手術より難易度が高く、リスクも伴います。「合わなければ交換すればよい」という安易な選択は避け、最初の選択を慎重に行うことが重要です。
Q.医療費控除の対象になりますか?
A.はい、多焦点レンズの手術費用(レンズ代を含む)は医療費控除の対象となります。領収書は大切に保管してください。具体的な手続きは税務署または税理士にご相談ください。
Consultation

レンズ選びは、
じっくりご相談ください

どのレンズが自分に合うのか、費用はどれくらいか、
術後の生活はどう変わるのか——
疑問や不安がある方は、まず一度ご相談にいらしてください。

診療内容 緑内障 白内障 多焦点眼内レンズ ICL IPL治療 IPLドライアイ治療 まつ毛外来 眼科一般 眼瞼下垂 近視進行抑制
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